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 バセンジーのケア!

 運動量について
よく質問を受ける事ですが運動量はかなり必要です。1日自転車(歩くのでは効果がありません)で引いて5〜6kmは必要だと思います。が、これが出きる方はそうそういらしゃらないと思います。皆さん忙しい毎日をお過ごしです。愛バセンジーの為に毎日そんな事出来ないと思います。運動は遊ぶ時間を利用して運動量より精神的な満足をさせてやりましょう。1日5分、散歩の時一緒に走りましょう。子供と遊ぶ様にヨーイどんで!一生懸命追いかけてきます。愛バセンジーにとってはすごく楽しい満足した時間となります。楽しそうな表情を見せてくれます。自然と貴方も笑みがこぼれるはずです。これでOKです。時間や距離だけではありません。飼い主と楽しい時間が過ごせればそれで満足だと思います。ぶらぶらと散歩がしてやりたいならそれでも良いでしょう。飼い主中心の時間と量でかまわないと思います。それに従える事のほうが大事だと思います。

 フードについて
良質の(防腐剤、添加物の極めて少ない物)フードを与え冬場は高カロリーフードを与えれば良いでしょう。バセンジーだからと言う事でもないのですが皮膚トラブル(アレルギー性皮膚炎など)も良質なフードを与える事でかなり予防する事が出来ます。皮膚トラブルを起こしてから治療すると時間も費用もかかります。日ごろから気を使いましょう。譲っていただいたブリーダーさんの使っているフードを使われるのが良いのではないでしょうか。あまりフードに気を使っていないブリーダーさんだと問題があるかもしれませんね!このへんも子犬選びの参考に!ペットショップさんも同じです。(ただ高価な物と言う意味ではありませんのでご理解ください。)
 フードの量ですがワンチャンにより差がありますし運動量でかなり違います。目安は成犬で1日200g程度で良いと思いますが、愛犬のベスト体重を把握し常に保てれば良いと思います。肥満はフードの量で徐々に調整しましょう。急なダイエットは負担がかかりますし、御散歩でやせさせるなんて貴方が大変だと思います。フードは毎日食べる物ですしあなたが与えたものしか食べれません。おいしいものより身体のことを良く考えて与えましょう。

 コート、皮膚について
短毛犬種で密度もありませんから毎日ブラッシングってこともありませんし、サロンでカットってこともいりません。汚れたら洗ちゃいましょう。水が嫌いですが洗われる事にもなれます。乾かすのは大変簡単ですからあまり手間はかかりません。ただコートより皮膚に気をつけてシャンプーを選んだ方が良いでしょう。豚毛のブラシで御手入れも良いですが食事とシャンプーで艶のあるコートは十分保てますし皮膚のケアにもなります。

 寒さについて
やはり寒いのは苦手です。冬にやせる様なら休む場所を暖かくしフードを高カロリーのものをお奨めします。市販や手作りの服、セーターなんて可愛くて良いですよね。愛犬の為にエアコンを使用する事もないと思いますが、暖かい敷物などを使い夜の寒さに気を配ってください。室温が低いと耳が凍傷(コートが薄くなる)になりやすいので気をつけて。
 冬の寒さと乾燥でフケが出やすくなります。というより目立ちます。人間の衣類の質、室内の環境で起こる静電気には特に関係するように思います。また服を着せても化繊の多いものと綿の多い物はやはり綿の多いもののほうがフケが出にくいと思います。暖かな気候になればフケの量も少なくなってきます。また成長期には特に目立ように感じますがバセンジーの特徴の短毛、毛色のせいもあります。シャンプー後にフケが目立つ事が多いと思いますがしっかりとすすぎ出来るだけ乾燥されることをお奨めします。

 暑さについて
日本の夏の高温多湿はあまり好きでは無いようです。特に湿度が高いと辛そうな顔してシワがよります。
 飼い主さんの快適な室温なら大丈夫でしょう。また御留守番の時などは涼しい場所に置いてやりエアコンまでかけてやら無くても良いと思います。

 少しだけバセンジー特有の病気について
どの種類のワンちゃんも特有の完治しにくい病気があります。
バセンジーにもあります。(詳しく書くと長くなりますし細かく存じなくてもと思います。)そしてこれらの多くが遺伝性のものといわれることが多いのですがまだまだわからない事も多いようです。米国では研究も少しずつ進み治療法も検討されているようですがまだまだ完治させる事も難しいようです。日本では病名すら知らない(診断は難しいと思います)獣医さんも数多くいます。どちらにしても的確な治療法が確立されていない病気なら完治しにくい事には変わらないのですが・・・。そしてバセンジー自体日本ではまだまだ少ないためこのようなふじの病にかかることも確率的には非常に少ないと思います。確かに心配で不安だと思います。でもこれらのことを考えるより あなたのバセンジーが元気な今を大切に生活し生涯をすごせるようにあなたを含め心身ともに楽しく充実した毎日を送っていただく事が大切な気がします。

 子犬選びについて
まだまだバセンジーはマイナーな犬種です。そのためブリーダーも少ないのが現状です。そしてブリーディングの実績も少なく将来どのような病気にかかりどのように治療していくかはこれからの課題です。(実際はふじの病にかかる確率も非常に少ないと思います。米国でもまだこれからのようです。)子犬を選ぶ側からすれば不利なことですがブリーダーも少ないためブリーダーさんと話す機会も持ちやすく親の確認もしやすいと思います。子犬だけ見て将来どのような容姿、性格になるか病気に関してはどうなのかなどは判断しにくいものですが親を見ることやブリーダーさんと話ができれば将来を予測しやすいですしその子を育てていくにも安心感が違うと思います。あなたがワンちゃんを育てた経験が少なければ問題が起こったとき、不安に思ったことなど直接親もとに聞けるとしたならさらに安心できることでしょう。ペットショップさんでも時々見かけることもあるかもしれません。決してペットショップさんがいけないということでなくどの程度バセンジーのことを知り、子犬たちの事を思い飼い主さんの事を思い・・・。という事は話してみればある程度わかると思います。10年以上付き合っていくわけですから買うことより飼う(育てる)ことをお考えください。そしてある程度の知識、意識を持っていただき迎えることでその子とより楽しい時を過ごしていけると思います。生活環境でならなくても良い病気にもなりますし性格も変わります。問題行動も起こすということもご理解いただき子犬選び、そして育てていく参考にしていただければと思います。
 補足で・・。
来年より子犬譲渡の法改正が行われようとしています。これは新しいオーナーさんへ譲渡された直ぐ、病気だったり、亡くなったりというトラブルが多い事からですが生後40日〜60日頃はとても細菌、ウイルスなどに対する免疫が低下し体力もない為ですがこの時期他のワンちゃん(他の子犬を含め)に接触する事による感染がほとんどです。その子犬自身が持っていない免疫には非常に弱いという事です。たとえばブリーダーから直接新しいオーナーの元への移動程度なら感染の確立は極めて少ないですが他のワンちゃんと接触するような経路をたどった場合、感染する確立があがります。子犬を受け入れたオーナーも嬉しさのあまり遊びすぎたり触りすぎたりご近所お友達にお披露目させたり(特にワンちゃんをお育てのお友達等はしばらく遠慮いただくほうが良いです)体力を落とし抵抗のない細菌に感染させるような事もあると思います。譲渡側のこのような事は問題ですが受け入れ側も考慮できる事でもあります。受け入れ側の意識、知識も子犬の命を守るために必要です。皆様のもとへ縁あって巡って来た命を大切にお育てください。

 獣医さん。病気。
ここではオーナーと愛犬とが出来るだけ負担も少なく獣医さんとかかわっていけたならと思い書いています。決して個々の獣医さんを否定しているわけではありませんのでこの旨ご理解いください。病気も細菌、ウイルス性のもの遺伝的なものそして生活環境から起こるものとさまざまです。何事もなく育てていければ何よりですが生きているかぎりかかわらないといけない事でもあります。これらも踏まえご覧ください。
獣医さんもオールマイティーに病気を見ないといけないので大変だと思います。手術も簡単なものから専門的なものまで幅広くさまざまです。得意なもの、不得意なものがあって当然だと思います。開業獣医も多くありますがその中でオーナーにも愛犬にも負担にならない信頼できる獣医さんとお付き合いできれば何よりです。獣医によって病気でなくても病気になりますしふじの病にさえなってしまいます。あげくは亡くさなくて済んだ命さえ・・・。ってこともあります。ワクチン、フェラリアの代金もまちまちです。1件でなくせめて2件以上は行きあなたにあった獣医とお付き合いください。患者を迷わせたり心配させる獣医は敬遠しても良いと思います。自信のある獣医は話していてもそれを感じますし説明も端的でわかりやすいです。そして治療も的確ですから治りも早く結局費用負担が少なくて済みますし何より愛犬への負担が少なくて済みます。普通、1ヶ月も治療が続く病気はまれです。治療中あまり改善が見られなかったり治療費に疑問を感じたらもう1件は行って見ましょう。獣医の言葉は患者にとっては非常に重く信頼されるのはよくわかりますが経験、技術はそれぞれです。治療に時間がかかると説明されても他の獣医では1回の治療で済むこともよくあります。また信頼できるブリーダーさんから譲ってもらったならブリーダーにも相談されると良いと思います。結構ブリーダーさんも獣医さんで苦労されていると思いますから良いアドバイスもいただけると思います。